ピックアップ自治体
石川県輪島市
里山里海の絶景が広がる、
日本海・奥能登の中心地。
現代の生活でも輝く輪島漆器の技と美
能登半島の北西にある輪島市は、豊かな緑と海に囲まれたまち。江戸時代中期以降に、輪島塗が盛んになりました。
その特徴は、天然の木材と天然漆を使うこと。そして輪島産の珪藻土を焼いて粉末にした「輪島地の粉」を漆に混ぜ、椀の縁など弱くなりがちな所に布をかぶせる「布着せ」を施した、強度の高い器であること。漆器用素地の木地作りから発展した木工芸も盛んです。現代生活にマッチするモダンで美しい伝統工芸への挑戦が重ねられています。
水産資源も豊富な輪島市は、日本有数の天然ふぐの漁獲量を誇っており、「輪島ふぐ」はとっておきの食材として人気です。
「石川県立輪島漆芸技術研修所」では、人間国宝の技術伝承者養成や漆芸技術の保存、調査研究といった事業を行っています。

輪島漆器(輪島キリモト)
能登半島の輪島の地で200年以上「木と漆」の仕事に携わってきた桐本家。いつもの暮らしの中に潤いを与える木製品と漆器を提案し続けています。

四十沢木材工芸
長期間かけて育った木を、機械の正確さと迅速さによって無駄なく削り、手による繊細な磨きによって上質な手触りを生み出します。100年以上使える、木の麗しさを日常に提供します。

輪島ふぐ
「輪島ふぐ」とは輪島の港で水揚げされた天然フグのこと。能登地域にはマフグをはじめトラフグ、ゴマフグ、ショウサイフグ、シロサバフグなど多様な天然ふぐが水揚げされます。
石川県のブランド漁師自慢の「加能ガニ」
輪島港は石川県で最もカニの水揚げ量が多い漁港です。加能ガニとは「加」賀から「能」登まで、県内の漁協が一つになって生まれた、石川県産ズワイガニの名称。
甲羅の幅が9センチメートル以上の雄で、漁師が品質に自信を持てるものにだけ、漁港の名称を刻印したタグをつけて市場に出しています。
栄養豊富な日本海で育った加能ガニの太い脚にたっぷり詰まった身の繊細な味わい、甲羅の中の濃厚なミソをぜひご賞味ください。

加能ガニ
冬の荒れる日本海に挑む漁師が誇りを持っておすすめする「加能ガニ」。ゆであげればホクホクとした身はしっとりと甘く、繊細な旨味です。

1.大本山總持寺祖院曹洞宗の大本山として瑩山紹瑾禅師(けいざんじょうきんぜんじ)により1321年に創建。2.輪島朝市日本三大朝市の一つ。朝8時から新鮮な海産物などを扱う露店が約200軒並びます。3.白米千枚田(しろよねせんまいだ)世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を代表する景観。