ピックアップ自治体熊本県宇城市

夜の八代海に揺れる幻想の光明治の面影を残すレトロな港町

懐かしき
眺めのまち宇城市

天草諸島と向かい合う宇城市は、歴史ある港町。宇土半島のほぼ先端にある三角西（みすみにし）港は明治20年（1887年）に開港し、当時の施設や建物がほぼ原形のまま残されています。不知火町松合地区は旧熊本藩屈指の漁港で、酒や醤油、味噌などの交易港としても栄え、白壁土蔵の家屋が当時の賑わいを伝えています。

奈良時代に創建された、胃腸病にご利益があるとされる神社です。シンボルは海の中に建つ鳥居。旧暦8 月1 日前後の未明、八代海の沖合に光の列が現れる「不知火」の観望所としても知られています。

白壁土蔵造りの美しい町並み

古くは漁業と醸造で栄えた不知火町松合地区。民家が密集しているため、火事になっても被害が広がらないようにという配慮から、道路に面した家屋は防火性・防水性に優れた漆喰で仕上げた土蔵白壁造りで統一されています。

作り手の顔が見える朝市

毎月第3 日曜日の早朝から、不知火町松合地区の本町通り商店街を中心に開かれている「まっちゃ朝市」。新鮮な魚や地元の野菜、果物、手作り惣菜などが並びます。

レトロな景観が美しい港湾史跡

明治時代にオランダ人水理工師によって設計された港湾史跡。平成27年（2015年）には世界文化遺産に登録されました。レトロな景観は人気スポットになっています。

宇城市はジューシーな甘さで人気のブランド柑橘「デコポン（不知火）」の発祥地。豊かな自然に恵まれた農作物が豊富です。

適度な霜降りと柔らかな赤身が特徴の熊本県産「あか牛」。牧草などを中心に安全・安心を心がけた飼料で育てられた、ヘルシーな牛肉です。